【豆知識】オオイヌノフグリ

インディオの言葉

散歩道の足元を彩る代表的な春の野草、オオイヌノフグリ

その可憐な水色の花びらを、一度はかならず目にしたことがあると思います。

<span class="blue">そら</span>
そら

明るい水色があちこちにぱっと咲いてると、春だーって実感する!

今回はそんな親近感のある「オオイヌノフグリ」について調べてみました。(野草をいただいた詳細はこちらのエッセイからどうぞ)

今では世界中に広がった帰化植物

オオイヌノフグリは、ゴマノグサ科クワガタソウ属です。(又は、文献によってはオオバコ科クワガタソウ属です。)原産地はヨーロッパ、アフリカで、アジア、アメリカ、オセアニアなどにも定着している帰化植物です。春の田畑や道端でよく見られ、小さな青い花をたくさん咲かせます。

名前の由来は、日本の在来種であるイヌノフグリ(実がイヌ(=犬)のフグリ(=陰嚢)に似ている)に似ていて、それより大きいことからオオイヌノフグリと名付けられました。
実際は、イヌノフグリの実は犬のフグリに似ていますが、オオイヌノフグリの実はハート型をしていています。

オオイヌノフグリの別名は「星の瞳」とも呼ばれます。

秋に発芽して冬を越し翌年に花を咲かせ、春の終わりに枯れる越年草です。

花期は2月~5月で、コバルトブルー色花の大きさは直径1㎝ほど。茎は枝分かれして横に広がっていきます。草丈は約10~30cm

日が当たると花が開き、夕方か夜には閉じます。めしべに花粉がつくと、すぐはらりと花びらが落ちる仕組みになっています。

虫たちが受粉を手伝いますが、虫が来なくても、また虫のいない冬のおわりでも自家受粉するので、確実に種子を残し、寒さにも強いので各地に広がりました。

(ちなみに、在来種のイヌノフグリの花は直径3~5㎜の淡いピンク色です。とても小さいので気づかれないことも多いです)

私の近所では、2月からオオイヌノフグリの花が咲き始めました。ぽつぽつと水色の花が開くと、いよいよ春がきたことを感じさせてくれます。

綺麗なコバルトブルーの花、食べられる?

オオイヌノフグリは食べることができます

花の根元はくっついているので、完成した料理に乗せて飾り、そのままの色を楽しみながらいただくことができます。青い色の花自体、自然界にはあまりみかけないので、すごく貴重な彩ですよね。

筆者はさっそく、青い花の部分をちらし寿司にしてみたら、ものすごく可愛い仕上がりになってくれました!(野草をいただいた詳細はこちらのエッセイからどうぞ)

透明感を活かしてお菓子の飾りにしたり、シロップ漬けで楽しまれる方もいらっしゃるようです。

葉も食べてみたところ、葉は生では食べると少し苦いのが気になりました。ですので、天ぷらやサラダなど、工夫をして食用にしている方もいました。

お料理に、お菓子に、ティータイムにも、かわいらしい花びらとぱっと鮮やかに映える青を楽しめるんですね。見た目からも、体を通しても植物から生命力をいただけるのは、ありがたいです!

(野草をいただいた詳細はこちらのエッセイからどうぞ)

民間薬としても利用されている

オオイヌノフグリは民間薬としても利用されており、よく乾燥させたオオイヌノフグリを煎じて飲むと、のどの痛みや口内炎に効くと言われています。

また中国では、全草を生薬につかい、解毒、腎臓病に効能があるそうです。

近ごろでは、口唇ヘルペスに効果が期待できるという海外の研究もあります。

また、オオイヌノフグリの青い花の色素は、アントシアニンが含まれており、アントシアニンは視力を回復したり、眼の疲労の軽減に効果があるといわれています。

その他にも、アントシアニンの強い抗酸化作用はアンチエイジング効果でも知られています。
アントシアニンはぶどうやブルーベリー、なす、黒豆、赤ワインなどにも多く含まれているので、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

見た目がかわいいだけではなく、こんなに効能があることを筆者も初めて知りました。

こんなに身近な野草から、元気や生命力や豊かさを分けてもらえるのは、ありがたいですね。

まとめ

よく春の道端でみられるオオイヌノフグリは、ゴマノグサ科のクワガタソウ属(又はオオバコ科クワガタソウ属)の日本以外の全世界にも繁茂している帰化植物です。

美しい淡いコバルトブルーの花は、1cmほどで、暖かくなると開いて夕方か夜には閉じます。(もし摘むのであれば、よく晴れていて気温が上がる時間帯のうちに

オオイヌノフグリは食べられる野草です。美しい花はその形のまま、あらゆる料理やお菓子などの飾りになったり、シロップ漬けにして楽しむことができます。葉はちょっと苦いので、天ぷらやサラダなど、食べるなら少し工夫してみるといいと思います。

オオイヌノフグリは民間薬にも利用されており、乾燥させてお茶として飲むと、のどの痛みや口内炎に効果が、また中国では生薬として、解毒や腎臓病につかわれてきました。

青い花の色素は、アントシアニンが含まれており、視力回復や眼精疲労に効果があり、強い抗酸化作用があるといわれています。

本格的な春の訪れを告げる、星空のような青い絨毯の花、「オオイヌノフグリ」を摘みに出かけてみてはいかがでしょうか。
野草の探し方で気を付けること』の記事もご一読下さい)

エッセイと実際作ってみたレシピはこちらから。

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